先日、こんなメッセージをいただきました。
体験講座で作ったアロマクリーム。
すごく良かったです!
かかとにぬってみましたら、もう、良くて良くて。
嬉しかった~。
お客様のお悩みはかかと荒れでした。
実際に見せてもいただきましたが、かなりひどくて、お辛い様子もよく分かって。
スキンケアクリームを作る時、スタンダードに使う精油は「ラベンダーアングスティフォリア」。
ほとんどの場合、この精油入りのクリームで対応できるのですが、この方の場合は、少々厳しそうな感じで。
そこで使うラベンダーの種類を変えました。
ラベンダーにはいろいろあって、今回使った精油は「ラベンダースピカ」。
たぶん、ほとんどの方が聞いたことがないでしょう。
この精油の特徴はレベルの高い「肌の整える成分」が含まれていること。
上記の「ラベンダーアングスティフォリア」よりも断然上。
ただ、肌刺激があるので、敏感肌さんは少し注意が必要です。
幸いこのお客様は肌はお強いので、「ラベンダースピカ」入りで作成。
香りも普通のラベンダーとはちょっと違ってス~っとする感じ。
※あくまでも私個人的な香りの感想です。ちなみに「香り」には薬理効果はないとしているのがメディカルアロマです。
夜、お休み前にかかとに塗っていただき、靴下を履いてお布団に入ります。
ただ、それだけ。
精油の成分や残留農薬を厳密を分析して、エビデンスを取ってボディケアするメディカルアロマ。
基材も安全性を最大に考慮。腐敗しやすいミツロウは使わず、薬局方レベルのクリーム基材を使います。
アロマセラピスト個人に任せるのではなく、協会が責任もって管理する精油と基材の品質。
実はこういったことってアロマ業界ではすごく珍しいことなのです。
このお客様もこの点にはすごく感心されていました。
普段から「体に良いもの」を心がける暮らしをしていらっしゃるので、なおさらだったと思います。
勘違いされることが多いのですが。
自然なもの≠安全
なのです。
石油製品を避ける方も多いですが、これもケースバイケース。
科学的に安全性を調べて精製したほうが、体にはより安全なことも。
「昔から使われているものだから安全」…これも一概に言えません。
昔はその技術しかなかったから、仕方なく使ってた場合もありますから。
「口に入るものだから安全」…これもよく聞く論理。
実は、違うことは多々。
消化器官と皮膚とでは、刺激の受け方が違うので、同列に語ることは出来ないのです。
体に使っていくものだからこそ、きちんと科学的根拠に基づいておくこと。
個人的な経験や伝聞はよりどころにしない。
これは私が所属しているNPO日本メディカルアロマテラピー協会の基本でもあります。
今回のお客様は、この体験会の後、協会認定の入門講座「メディカルアロマ健康管理士講座」を受講されました。
きちんと根拠に基づくアロマの健康管理術に、学ぶ喜びを感じていらしゃいました。
「そのうち、上の講座『認定アドバイザー』も取得したい」と。
メディカルアロマは、これからの時代には必要なセルフケアスキルだと思っています。
なぜなら、世の中が複雑になっていて、罹患する病気がストレス性のものが高くなってきてますから。
今の西洋医学はこういった「ストレス性」のものって比較的苦手としています。
逆にアロマはこういうストレス性は得意。
家庭で使えるメディカルアロマのセルフケアスキルがあることで、心のケアの選択肢がぐんと増えていきます。
多くの方がニコニコ笑顔で暮らせる世の中でありたいです。
メディカルアロマMBCスクール
武内美紀
メディカルアロマテラピー
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