朝晩の気温が少し下がってくると、ホッとします。
今年の夏は、本当に暑かったですね。
9月に入ってもまだまだ油断はできませんが、朝晩に少し涼しさを感じると、「やっと少し楽になるかな」と思います。
ところが、この時期になると、これまでの暑さによる疲れがどっと出てくる方も少なくありません。
私のところでも、そんなお話をよく聞きます。
そして、もう一つ気になるのが、「疲れていることに、本人が気づいていない」
ということです。
「疲れていないから大丈夫」とは限らない
疲れていたら休めばいい。
言葉にすると簡単なのですが、実際にはなかなか休めない人もいます。
仕事や家事、予定があれば、「まだ動けるから大丈夫」と思ってしまう。
あるいは、本人はそれほど疲れているつもりはないのに、身体はいつもと違う状態になっていることもあります。
私自身も、よくあります。
「今日は別に何ともない」と思っていても、血圧や体温、脈拍を測ってみると、いつもより高かったり低かったりする。
そこで、しばらく自分の状態を観察していると、
「この数値の変化と、疲労感が連動しているな」
と気づくことがあります。
だから私は、最近は自分の感覚だけで判断しないようにしています。
感覚だけでなく「測って確認する」
血圧・体温・脈拍などを測ることを、一般に「バイタルチェック」と呼びます。
もちろん、一度測った数値だけで体調を判断するものではありません。
でも、普段の自分の状態を知っておくと、「今日はいつもと違うな」という変化に気づくきっかけになります。
大切なのは、数値そのものに一喜一憂することではなく、
「いつもの自分」と比べてみること。
そして、その変化を身体の感覚と照らし合わせてみることです。
「疲れている感じはしないけれど、今日は数値がいつもと違う」
そんなときは、少しペースを落としてみる。
それも、自分の身体を守るための一つの方法だと思っています。
室温や湿度も「自分の感覚」だけに頼らない
暑さに対しても、同じことが言えます。
私は室温や湿度、外気温も確認するようにしています。
「今日はそれほど暑くない」と感じていても、温度計を見ると意外に室温が高かったり、湿度が高かったりします。
特に湿度が高いと、気温がそれほど高くなくても蒸し暑く感じ、身体への負担になることがあります。
反対に、自分ではそれほど暑さを感じていなくても、実際の室温や外気温を確認すると、「これは気をつけたほうがいいな」と分かることもあります。
だから
「自分がどう感じているか」+「実際の環境がどうなっているか」
この両方を見るようにしています。
年齢を重ねるほど「喉が渇いてから」では遅いことも
水分補給についても同じです。
年齢を重ねると、暑さや喉の渇きを感じる感覚が若い頃とは変化していきます。
また、身体の水分量や腎臓の水分調節などにも年齢による変化があるため、中高年以降は脱水に注意が必要です。
「喉が渇いていないから、まだ大丈夫」と、喉の渇きだけを水分補給の目安にしないことも大切です。
私は時間を見ながら、水分を摂るようにしています。
そうすると、当然トイレは近くなります(笑)。
でも、そこは体調優先。
最近は、「トイレを見たら、とにかく入る」を実践しています。
我慢して水分を控えるより、身体の状態を優先する。
これも、年齢を重ねてからの健康管理には大事なことだと思っています。
脱水も「疲れ」の一因になります
暑い時期に疲れやすいと、「暑かったから仕方ない」と思ってしまいます。
もちろん暑さそのものが身体に負担をかけますが、水分が不足することも、だるさや疲労感につながることがあります。
だから、夏の疲れを考えるときには、
・睡眠は足りているか
・暑さの中で無理をしていないか
・室温や湿度はどうか
・水分は足りているか
・普段と比べて身体の数値に変化はないか
こうしたことも、一度確認してみるといいと思います。
なかなか休めない人ほど、自分を測ってみる
「疲れたら休みましょう」と言われても、「いやいや、まだ大丈夫」となかなか休めない人もいます。
私も、そういうところがあります。
だからこそ
「自分は大丈夫」と思っている自分の感覚を、少しだけ疑ってみる。
そして
測ってみる。
観察してみる。
いつもの自分と比べてみる。
年齢を重ねると、若い頃と同じ感覚で身体を判断できないことがあります。
これは「感覚が鈍くなったからダメ」という話ではありません。
身体は、年齢とともに少しずつ変化していきます。
だからこそ、今の自分の身体に合わせた確認方法を持っておく。
血圧、体温、脈拍。
室温、湿度、外気温。
そして、水分を摂った時間や睡眠の状態など。
難しいことをする必要はありません。
普段の自分を知っておけば、「今日はいつもと違う」という小さな変化にも気づきやすくなります。
特に、暑さが続いた後は、疲れが後から表に出てくることがあります。
「最近ちょっとだるいな」と感じてからではなく、「今の自分はどうなんだろう?」と、一度立ち止まって確認してみる。
なかなか休めない人ほど、まずは自分の状態を知ることから。
年齢を重ねるほど、自分の感覚を過信せず、測って確認する。
それも、自分の身体を大切にするための健康管理の一つではないでしょうか。
MBCスクール
主宰 武内美紀
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