痛みが引かないときは、痛い場所だけを見るとは限りません
痛みがなかなか引かないとき、多くの人は痛みがある場所に原因があると考えます。
もちろん、痛みやケガがある場合は、まず医療機関で状態を確認することが大切です。
そのうえで、患部の状態に大きな問題がないのに痛みや違和感が続く場合は、日常生活の中で、その場所に負担をかけ続けていないかを確認することも一つの視点になります。
立つ。
座る。
歩く。
階段を上る。
私たちは毎日、さまざまな動作を無意識に繰り返しています。
その何気ない動作が、身体の一部に負担をかけ続けていることもあります。
足首の痛みが引かなかった理由は、立ち上がり方にありました
以前、左足首を捻挫された生徒さんがいました。
医療機関で診察を受け、患部そのものには特に問題がないと言われていたそうです。
それでも、足首の痛みはなかなかスッキリしませんでした。
そこで、実際に身体の動きを確認してみることにしました。
すると、立ち上がるときに左足へ体重をかける癖がありました。
ご本人は、もちろん無意識です。
長年続けてきた身体の使い方なので、ご本人にとってはそれが普通の動きでした。
しかし、痛みのある左足首に、日常生活の中で繰り返し負担をかけていたのです。
そこで、レッスンでは立ち上がり方を繰り返し確認しました。
最初は意識して動けても、気を抜くと元の動きに戻ります。
身体の使い方の癖は、すぐに変わるものではありません。
だからこそ、自分の動きを知り、少しずつ身体に新しい動きを覚えさせていくことが大切です。
痛みがある場所に負担をかけ続けていないか確認する
痛みがあるときは、
「痛い場所をどうケアするか」
に意識が向きやすくなります。
しかし、身体の使い方という視点から見ると、
痛い場所に、日常生活の中で負担をかけ続けていないか
を確認することも大切です。
たとえば、
・いつも同じ足に体重をかけて立っている
・椅子から立ち上がるときに片方の足だけに頼っている
・歩くときに左右どちらかへ体重が偏っている
・身体の一部に力を入れ続けている
など、自分では気づきにくい身体の癖があります。
長年続けている動作ほど、自分にとっては当たり前になっています。
だからこそ、自分一人では気づきにくいこともあります。
ボディワークで大切にしているのは「自分の身体を知ること」
私が行うボディワークでは、ただ身体を動かすことを目的にしていません。
自分が
「どう立っているのか」
「どう歩いているのか」
「どこに力が入りやすいのか」
「どこに負担がかかっているのか」
を、実際に身体を動かしながら確認していきます。
大切なのは、正しい動きを一方的に覚えることではありません。
自分の身体が、今どのように動いているのかに気づくこと。
そして
自分にとって、どんな動きが無理なく、楽に感じられるのかを探していくこと。
ボディワークを通して、身体を動かすだけでなく、自分の身体を理解することを大切にしています。
レッスンでの気づきを、日常生活につなげる
身体は、レッスンの時間だけ使うものではありません。
レッスンが終われば、また日常生活があります。
立つ。
歩く。
座る。
家事をする。
仕事をする。
だからこそ、レッスンの時間だけ身体を動かして終わるのではなく、
レッスンで気づいたことを、日常生活の中でも意識していくこと
が大切です。
「立ち上がるときは、こうしてみよう」
「この姿勢のほうが身体が楽かもしれない」
そんな小さな気づきを日常生活の中で繰り返していくことで、身体の使い方も少しずつ変わっていきます。
自宅でできるセルフケアという選択肢
身体の使い方を見直すことに加えて、自宅でできるセルフケアを持つことも、日常的な身体づくりの一つです。
私のスクールでは、必要に応じてメディカルアロマの知識も活用しています。
メディカルアロマには、痛みのケアをサポートするためのジェルレシピなどがあります。
ご自宅でのセルフケアとして取り入れたい方には、ご自身でジェルを作ってお持ち帰りいただくこともできます。
今回の生徒さんも、医療機関で状態を確認しながら、メディカルアロマをセルフケアの一つとして取り入れていました。
もちろん、痛みやケガがある場合は、自己判断せず、まず医療機関で状態を確認することが大切です。
そのうえで
身体の使い方を見直す。
自宅でできるセルフケアを取り入れる。
この両方から、日常生活の中で自分の身体と付き合っていくことができます。
「自分の身体を知り、自分でもケアできる」身体づくりへ
ボディワークは、教室で身体を動かすだけの時間ではありません。
自分の身体の使い方を知る。
無意識の癖に気づく。
自分にとって無理のない動きを覚える。
そして
レッスンで学んだことを日常生活に活かしていく。
必要に応じて、自宅でできるセルフケアも取り入れる。
私がボディワークとメディカルアロマの両方を学び、レッスンに活かしているのは、そのためです。
「教室で身体を整えてもらう」だけではなく、「自分でも自分の身体と付き合っていける」こと。
それが、私が大切にしている身体づくりです。
まずは、自分の身体が今どのように動いているのかを知るところから始めてみませんか?
痛みや違和感がある場合も、まずは医療機関で状態を確認したうえで、身体の使い方を見直してみる。
意外なところに、身体を楽にするヒントが見つかるかもしれません。
MBCスクール
主宰 武内美紀
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