気づけないのではなく、知らないだけかもしれない
私はセルフケアの第一歩は「気づき」だと思っています。
体調の変化に早く気づくことで、
- 「少し休もう」
- 「今日は無理をしないでおこう」
そんなセルフケアが始まります。
ですが実際には、この「気づき」が見過ごされていることも多いのではないでしょうか?
ちょっとした身体サインに気づけないことが、
結果として体調不良につながっているケースも少なくありません。
でも、いきなり
「気づきましょう」
と言われても、戸惑いますよね。
では、どうすれば気づけるようになるのでしょうか。
私はそのために必要なのが「身体観察」だと思っています。
気づきは、知っているからこそ起きる
なぜ身体観察なのか? と思う方もいるかもしれません。
でも実は、気づけないのではなく、
知らないから気づけないだけ
ということが多いのです。
例えば。
「知らない人の顔を思い出してください」
と言われても思い出せませんよね。
見たことがないものには、気づけません。
知らないことには、気づけません。
身体も同じだと私は感じています。
だから、
身体の気づきは
身体観察から始まる
のだと思います。
身体観察を続けていると、
「あれ?いつもと違うな」
という小さな変化にも気づきやすくなります。
気づきは、練習で育つ
ちなみに私は、昔から身体の変化に敏感だったわけではありません。
筋トレをしていた頃から、「この筋肉を意識して」と言われることはありましたが、
それはあくまで“意識の使い方”の話でした。
大きく変わったのは、ボディポテンシャルを学んでからです。
- 左右差はあるか。
- 床との接地はどうか。
- 関節や骨格はスムーズに動いているか。
- ある動きをした時に、どの骨が動き、どの関節が連動し、どの筋肉が働いているのか。
そうした細かな身体の感覚を、繰り返し観察するようになりました。
その延長線上にあるのが、今の身体観察です。
身体観察7つのポイント
ここからは、私が普段行っている身体観察の一例です。
※あくまで一例であり、正解ではありません。
ただ、
「こんなことも気づきの対象になるんだ」
と感じていただけたら嬉しいです。
① 朝、すっと起き上がれるか
疲れが残っている時は、身体が重く感じます。
朝の身体はとても正直です。
② 足音は変わっていないか
私は疲れている時ほど、
足音が高くなります。
歩き方には身体の状態が表れます。
③ 体温・血圧・脈拍
スマートウォッチで毎日確認しています。
毎日測ることで、自分の「いつもの状態」が分かるようになります。
すると、
「あれ?今日は違うな」
という変化にも気づきやすくなります。
④ 食事が乱れていないか
疲れている時ほど、食事は意外と乱れます。
私は「あすけん」のアプリも活用。
完璧を目指すのではなく、自分の状態を知るための指標のひとつです。
⑤ 自分で脈を触る
橈骨動脈で15秒測って、
25拍を超える時は要注意。
疲労や睡眠不足のサインとして捉えています。
そんな日は、
無理をしない。
後回しにできることは後回しにする。
⑥ 水分は足りているか
忙しい日は、意外と水分が不足しています。
頭痛やだるさが、単なる水分不足だったこともあります。
⑦ いつものことが億劫ではないか
私の場合は家事です。
「なんとなく面倒だな」と感じた日は要注意。
心身の疲れのサインかもしれません。
疲れの種類を知るという視点
こうして見ると、
特別なことはしていないように見えるかもしれません。
ですが、
こうした小さな変化に気づけるかどうかで、
セルフケアの精度は大きく変わります。
疲れといっても、実際にはさまざまです。
- 肉体疲労
- ストレス
- 睡眠不足
など、原因は一つではありません。
そして原因が違えば、
対処方法も変わります。
これはメディカルアロマのセルフケアでも同じ。
以前は
「なんとなく疲れた」で終わっていたものが、
今では
- 体を使いすぎた疲れかもしれない
- 緊張が続いているかもしれない
- 睡眠不足が積み重なっているかもしれない
といったように、
少し具体的に捉えられるようになりました。
その結果、
- どの薬理作用が適しているか、
- どんな精油成分を選ぶか、
その判断も変わってきます。
何を使うかの前に、まず自分の状態を知ることが大切だと思っています。
身体の現状把握は、仕事の考え方にも似ている
ここまで身体の話をしてきましたが、
実はこの「気づくために観察する」という考え方は、
仕事やビジネスにも似ています。
例えば、
- 「もっと良くしたい」
- 「改善したい」
と思った時、
つい
- 何をすればいいのか?
- どんな方法があるのか?
と“手段探し”から入ってしまいがちです。
でもその前に、
- 今どんな状態なのか。
- どこに負荷がかかっているのか。
- 何が起きているのか。
という現状把握が必要になります。
身体で言えば、
疲れている時に何をするかではなく、
なぜ疲れているのかを見ること。
仕事でも同じで、
うまくいかない時に何を足すかではなく、まず何が起きているのかを見ること。
この「見る順番」が変わるだけで、選ぶ行動は大きく変わります。
身体も、仕事も、まずは「気づくこと」から始まる。
私はそう感じています。
まとめ
身体は毎日、小さなサインを出しています。
そして仕事やビジネスもまた、今の状態を映し出しています。
そのサインに気づけるようになると、選ぶ行動も変わる。
身体も仕事も、まずは「現状を知ること」が土台になると考えています。
MBCスクール
主宰 武内美紀
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