ウォーキングを始める前に|久しぶりに歩くときの3つのポイント


スポーツの秋。歩き始める前に、ちょっとだけ身体を見直してみませんか?

暑かった2026年の夏。

「暑くて、なかなか運動できなかった」
「運動不足が心配」

そんな声をよく聞きました。

朝晩が少しずつ過ごしやすくなって、最近は歩いている方をよく見かけるようになりました。
「スポーツの秋」という言葉もあるように、身体を動かしたくなる季節。

ウォーキングは、特別な道具も必要なく、思い立ったらすぐに始められる運動です。
ただ、久しぶりに歩く方には、歩く「量」だけでなく、歩くときの「身体の使い方」にも少し目を向けてほしいと思います。

せっかく歩くなら、身体に負担をかける歩き方ではなく、身体全体を使って歩いてみませんか?

 


① 身長が5センチ高くなった気分で歩く

まず意識してほしいのが、上半身です。

歩いているとき、身体がだらっと落ちた状態になっていないでしょうか?
疲れていると、頭や肩が前に出たり、上半身が下に沈んだような姿勢になりやすくなります。

そんなときは
「身長が5センチ高くなった気分」
で歩いてみてください。

胸を張って無理に背筋を伸ばす必要はありません。
身体全体が上に伸びるような感覚で歩いてみます。

上半身が落ちたまま歩くよりも、身体全体を支えやすくなり、股関節や膝への負担も変わってきます。

以前、膝の痛みで悩んでいた方が、歩くときに上半身を引き上げることを意識したところ、膝の痛みが緩和したことがありました。

「膝が痛いから、膝をどうにかしよう」と考えがちですが、身体はつながっています。
膝だけを見るのではなく、上半身の位置にも目を向けてみる。

それだけでも、歩き方が変わることがあります。

 


② 腕は「前後」に振る

歩くとき、腕はどう動いているでしょうか?

腕を振るというと、大きく振ることをイメージする方もいるかもしれません。
でも、ここで意識したいのは「大きさ」より「方向」です。
腕は、できるだけ前後に動かしてみましょう。

猫背や巻き肩気味の方は、腕を振ったときに前後ではなく、身体の横方向へ振れていることがあります。

肩まわりが動きにくいと、腕が横に逃げるような動きになりやすいからです。
腕を前後に動かすことで、肩甲骨も動きやすくなります。

歩くという動作の中で、脚だけではなく、肩甲骨や背中も一緒に動かしていく。
そうすると、首や肩まわりも動きやすくなります。

歩くことは、脚だけの運動ではありません。
上半身も含めて、身体全体を使うことが大切です。

 


③ 脚は「骨盤から」出すイメージで

最後は、脚の出し方です。

歩くとき、「脚を前に出そう」と、脚だけを動かしていませんか?

そんなときは、「骨盤から脚を運ぶ」ようなイメージで歩いてみてください。

実際に骨盤から脚が出ているわけではありませんが、脚だけを前に出すよりも、腰まわりを含めて身体全体を使いやすくなります。

歩くというのは、脚を交互に出すだけの動作ではありません。
骨盤まわりも動き、腰やお尻の筋肉も使っています。

そのため、歩き方を少し変えるだけで
「お尻をもっと使いたい」
「腰まわりも動かしたい」
「ウエストまわりが気になる」
という方にも、歩くことはおすすめできます。

 


歩くなら「歩数」だけでなく「身体の使い方」も

運動不足が気になると、「今日は何歩歩いた?」と、歩数が気になりがち。

もちろん、歩く量を増やすことも大切です。
でも、久しぶりに歩くのであれば、歩数を増やすことだけを目標にするのではなく、
「自分は今、どんなふうに身体を使って歩いているんだろう?」と
ちょっと身体を観察してみてください。

身長が5センチ高くなった気分で歩く。
腕を前後に動かしてみる。
脚を骨盤から運ぶようなイメージで歩いてみる。

ほんの少し意識を変えるだけでも、いつもの「歩く」が違って感じられるかもしれません。

スポーツの秋。

まずは無理なく、自分の身体を感じながら歩くことから始めてみませんか?

▶ボディワーク

MBCスクール
主宰 武内美紀


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