最近、健康のためにウォーキングを始めたという話をよく聞きます。
「毎日8,000歩を目標にしています。」
「スマホで歩数を見ながら頑張っています。」
そんな声を聞く一方で、
「歩き始めたら膝が痛くなって…」
「健康のためのはずなのに、腰がつらくなりました。」
というご相談も、以前より増えてきました。
ウォーキングは、手軽に始められる運動の代表です。
特別な道具も必要なく、健康づくりにはとても良い運動だと思います。
でも、ここで一つ気になることがあります。
「その歩数、本当に今のあなたの身体に合っていますか?」
スマホやスマートウォッチは、歩数や消費カロリーを教えてくれます。
目標の歩数を決めて歩くことは、運動を続けるきっかけにもなります。
ただ、今の自分の身体にその歩数が合っているかどうかまでは教えてくれません。
歩数を増やしても、膝や腰が痛くなる理由
実際に身体を見ていると、
・上半身を支える力が弱く、身体が前に落ちている
・体幹が安定せず、姿勢が崩れやすい
・O脚やX脚が強く、膝に負担がかかりやすい
・背骨や肋骨の動きが少なく、全身をうまく使えていない
このような状態の方も少なくありません。
この状態で歩数だけを増やそうとすると、本来なら全身で分散できる負担が、膝や腰など一部に集中してしまうことがあります。
つまり、歩くことが悪いのではなく、「身体がまだ歩く準備が整っていない」ことがあるのです。
「何歩歩くか」より大切な視点
以前、生徒さんがこんなことを話してくださいました。
この言葉を聞いたとき、「まさにその通りだな」と感じました。
だから私は、
「今日は何歩歩いたか」
よりも、
「その歩数を無理なく歩ける身体になっているか」
を大切にしています。
身体が整ってくると、不思議なくらい歩くことが楽になります。
同じ距離を歩いても疲れにくくなったり、歩いた後の身体の軽さが違ったり。
運動量を増やしたからではなく、身体の使い方が変わったからです。
運動の前に必要な「身体の準備」
健康づくりでは、「何をするか」に目が向きがちです。
でも、それと同じくらい大切なのが、
「今の自分の身体は、その運動を気持ちよく行える状態なのか」
という視点です。
歩数を増やすことも大切ですが、その歩数を支えられる身体をつくることは、もっと大切だと私は考えています。
ウォーキングは誰でも始められる運動ですが、身体の状態は一人ひとり違います。
だからこそ、運動を頑張る前に、まずは自分の身体を観察してみてください。
そして整えましょう
身体が変わると、同じウォーキングでも感じ方や効果はきっと変わってきます。
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