乾燥肌のかゆみに使う精油


肌が乾燥して、かゆみに悩むケースって多いですね。

かいてはいけない、と思いつつ、
ついついかいてしまって
さらにかゆみが増しての
負のループ!

本当にツラい。

かゆみ止めのお薬もありますが
(抗ヒスタミン剤やステロイド剤)

お薬以外にもセルフケアできること、ご存じですか?

 

かゆみの原因

ケアをするには、原因を知っておくことが必要です。

では、かゆみって主に何が原因で起きるのでしょう?

肌の状態がよく、バリア機能が稼働しているときは、外部からの刺激や異物から守られています。

ですが、乾燥してバリア機能が落ちると、水分が蒸発し、異物の影響を受け、炎症のリスクが上がります。

そうなると、肌は「かゆみ」として炎症していることを教えてくれます。

 

 

炎症が起きていますから、それを押さえる必要があります。

ありがたいことに、精油には炎症を抑える作用を持つものがあります。

 

精油ラベンダーアングスティフォリア

アロマと言えば、多くの方が「ラベンダーの香り」を思い浮かべる、あの香りを持ちます。

よくリラックスのアロマと言われますが、肌の炎症に役立つ「鎮静作用」を多く含むのが特徴。

鎮静作用の「酢酸リナリル」「リナロール」を80%含みます。

この作用を活かして、肌の炎症には精油「ラベンダーアングスティフォリア」が使われます。

 

使い方は

炎症が起きた原因
部位
程度

によって

ウォータースタイル
ジェルスタイル
クリームスタイル

と混ぜる基材を選び分けていきます。

 

乾燥からのかゆみにはクリームタイプ

冬場のかゆみの多くは
空気の乾燥からの肌の表面へのダメージが特徴。

肌表面がメインになるので、この場合には「クリームスタイル」にします。

NPO日本メディカルアロマテラピー協会での指定基材を使うと

  • ハイドロフィリッククリーム10g (局方レベルのクリーム)
  • 精油ラベンダーアングスティフォリア 3滴
    ※必ず協会販売の基材、精油を使うこと

これをクリーム容器に入れて混ぜます。

これをかゆみのある部分にたっぷり塗っておきます。

【使った方のご感想】

ベタつくかなと、不安でしたが、大丈夫でした。
香りもほんのりで、もともと香りが苦手だったので、良かったです。

逆に…量も自分が思っているよりもたっぷり塗る…ココに驚きました。ハイドロフィリッククリームにはラッピング効果があるので、湿潤療法の要領で肌ケアができるとのこと。
クリームなら何でも良いと思っていたので、意外でした。

ミツロウクリームだと雑菌が繁殖しやすく、かえって危険だとのこと。
ハイドロフィリッククリームは、皮膚科の軟膏薬と同じ品質なので、大丈夫だということ。

今回、かゆみは軽かったので、塗って数時間後には、かゆみも消えていました。

「かゆみも軽いうちにケアしておくとひどくなっていかない」
とういうことも教えていただき、これからは「このくらい我慢しよう」というのは、やめようと思いました。

(40代、女性)

 

まとめ

冬場は特に乾燥からのかゆみに悩む方は激増します。

ご感想くださった方もおっしゃってますが、軽いかゆみだと
「これくらい我慢して」としないで、早目早目にケアしてあげるのが大事です。

 

軽いかゆみだとお薬を塗るのは「ちょっと」とためらいがちにもなるので、
そんな時は精油ラベンダーアングスティフォリアのクリームでケアしておきましょう。

 

アロマは「お薬使うほどでもない」という時など、とても便利です。

精油の薬理成分の作用を知っていると、セルフケアもより効果的に行なえます。

当スクールでも、家庭での安全な使い方基礎を学べる講座も開催中です。

ご興味のある方はお問合せください。

もしくは認定講座ご紹介ページをご覧ください。

 

メディカルアロマMBCスクール 武内美紀
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