記事タイトルの「体の本当の柔軟性」。
え? 柔軟性に本当も嘘もあるの?って思った人もいるかも。
本当も嘘も、実はないのですが(笑)
柔軟性というものの捉えた方に偏りがあるなぁと常々感じてるのでちょっとこんなタイトルにしてみました。
柔軟性というと、ヨガのポーズのようにすごくアクロバティックなものを思う方も多いですね。
それも、柔軟性のひとつなんですが、今回私が考えるもうひとつの柔軟性とは?
ボディワークのレッスンをしていると
「床の上が苦手」という方が時々いらっしゃいます。
フローリングの床の上に直に座ったり寝転がったりするのが苦手、ということなんです。
ストレッチマットやヨガマットがあれば大丈夫と。
反対に、固い床でも平気で座ったり寝たり出来る人もいます。
何がその違いを生んでるのでしょうか?
それは
- 全身の関節のひとつ1つが微妙に固い
- 体が歪んでいる
ということが原因なんです。
こういうケースもあるんですよ。
開脚前屈はOKでも、固い床に寝転がれないって。
こういう方は、股関節の部分だけ、が異様に柔らかい状態。
全身で見ると、部分的に柔らかくそれ以外は固いという、言わば歪んだ体というふうに解釈もできます。
こういう体って、一見柔軟性はあるから怪我なんてしないだろう、元気な体だろうって思われるけれど、全身の筋バランスが崩れた状態なので、意外に怪我が多かったり疲れやすかったりします。
本当に体が柔らかい状態というのは
固い床の上に座っても寝転がっても、痛みを感じない状態。
時々、チェックのために固い床の上で寝転がったり座ったり、ヨガしたり、ストレッチしたりやってみてください。
痛み、違和感、無用な体の力みがある時は
全身の筋バランスや関節の柔軟性のバランスが崩れている可能性大、です。
うちのボディワークのお客さま。
数年前、入会されたころは、固い床が本当に苦手でした。
頑張らない体操ボディポテンシャルで体の使い方の癖が修正されるにしたがって
- 疲れにくくなり
- 痛みが出なくなり
- 怪我をしにくくなりました。
でも、開脚前屈は苦手、なんですけれど、体調は随分安定するようになられました。
これ、すごいことだと思いませんか?
体の一部分が過剰に柔らかい事よりも
全身の筋肉や関節の動き方・柔軟性のバランスが取れてる事がすごく大事です。
真のやわらかい体になっていると、血行やリンパの流れが整うので
- 疲れにくい
- 心も安定、ぎすぎす感が消えていく
- お肌にも潤いが行き届く
- メイクのノリもいい
- ストレスに強くなる
こんなふうに心身が安定していきます。
安定していると様々なお手入れの効果も違います。
エステサロンや整体マッサージのセラピストさんとお話していると
「体が固かったりゆがんでいたり、運動不足だと、まず、『マイナスからゼロに戻すこと』をしなくちゃいけないので、施術の効果が出るまでいかないのですよね…」
みたいなお話を聞くことが多々あります。
メディカルアロマでも同じ。
メディカルアロマケアをしていて、「思ったよりもなんかいまいちな感じ?」な時は、体を軽体操で整えてあげることをしたら、期待通りの結果につながりやすいのです。
ボディワークを上手に取り入れて普段のお手入れ効果、アップしましょうね。
メディカルアロマMBCスクール
武内美紀
メディカルアロマテラピー
ボディワーク(ボディポテンシャルトレーニング)
セルフリンパケア
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