運動効果を得るために絶対すべきこと


毎月1回行なっている指導者向け講座「身体改善塾福岡」。
7月20日開催のテーマはずばり「体幹」をしました。

体幹…コア、ですね。
ここがぐずぐずだと日常生活を始め、様々な動きがスムーズに行なえない…。
つまり基本中の基本。

なので、適切な指導ができるようにと再検証しました。
いちばんベーシックなやり方からスタートしたのですが…
上のイラストのパターン。

意外にも、ここで様々な問題が浮き彫りになりました。

イラストの体幹トレーニングポーズをきちんと行なえるには
正しく四つん這い姿勢ができていること
これが大前提にあります。

ところが、この四つん這いの姿勢がきちんと正しくできていない人が続出だったのです。

もちろん、皆さん、指導者なので、パッと見た感じはきれいな四つん這いなのです。
でも!

 

  • 「肩関節 ─ 肘 ─ 手首」の関節ラインが直線・垂直になっていない
  • 股関節の真下に、ちゃんと膝関節が置かれていない

この2つが正確にできてなかった。

===

なので、正確な四つん這いができていないまま
イラストのポーズをしても

全く体幹になんて効きはしないのです。

そこで、グループワークで、お互いのフォームチェックをしました。

  • フォームがどんなふうに崩れているか?
  • 崩れてる原因は何?
  • どうしたら、その原因は解消できる?

この3つをそれぞれで検証していただきました。

この過程が生きた教材になり、実のある指導スキルアップになります。
最初からなんでもできる指導者は
悩んでる人の悩みのポイントが分からないことはよくありますから。

正しいやり方を教えてくれる人・教室はたくさんあります。
ネット上にも情報いっぱい上がってます。

でも

  • 自分はちゃんとできてるのか?
  • 自分のフォームのどこがまずいのか?
  • まずい原因は何?
  • それはどうやったら解決出来るのか?

この4つをまとめてきちんと教えてくれる指導者って
案外少ないんですよ。

ひどい指導者になると

「なんでできないの?」
「やってればできるようになる」

なんて、指導でもなんでもないことを言われたりします。

それじゃ、指導者じゃない。

上述した
●フォームがどんなふうに崩れているか?
●崩れてる原因は何?
●どうしたら、その原因は解消できる?
+
●その人に合ったやり方か?

ここまで教えられて指導者だと、私は考えています。

===

さてさて、
2時間講座の最後には皆さん、きちんと正しくできるようになりかけてました(笑)。

こんな声も出てました。

正しくやらないとちゃんと効かないんだ

たぶん、今までも彼女たちの場合は
体幹トレーニングとして、ちょっとは効果はあっただろうと推察してます。

ですが、本当に正しいフォーム・やり方をやってみて
実はもっときちんと効くんだ、ということがすごく実感できたんだろうと思います。
(今までは甘い効き方だった。普段の動き見てると推測できます)

===

運動はやればいい、動けばいい、というモノではありません。

その人に合った正しいやり方をしないと

効果も出ないし、かえって害にもなるのです(体の歪み等)。

今、すごく懸念してることがあります。
市民ランナーの方、多いですよね?

そのうち、何人の方が、ちゃんと指導者について走り方・体の使い方を身につけているのだろうか? と。

「走る」ということは、体に強い衝撃や負担をかけます。
歪んだ体のまま、ずっと走ってたら?
まずい体の使い方で走ってたら?

数年後が恐ろしく感じる方、けっこういらっしゃるのですよ。

金銭的な問題で、指導者つけずに運動してる方は多いですが
体のことを考えるなら
体を壊して、痛い思いをして、病院通いをする前に

ちゃんとしたフォーム・体の使い方を身につけてほしいと
強く願っています。

昔、スポーツクラブでもお見かけしてました。
テーピングしながら
鎮痛剤使いながら
運動してる人。

本末転倒なんですけれどね。

武内美紀
ボディワークメニュー


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